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脳内発行ジャンプ 「夏休みこども相談室」

 月曜日に更新できなかったのは仕方が無いとして、昨日も寝落ちしちゃってすいません。
 次回こそ、月曜日に更新します。

 では、どうしようもないラブコメの続きを、よろしかったら読んでやってください。
「リクオ、どうするんだい?」
「絡め手を使おうと思ったオレがバカだったぜ」
「というと?」
「もちろん、正面突破だ!」




「幼馴染設定、良いのぉ。そなたがあんまり愛らしいから、あの我儘小僧が「お前、ボクのお嫁さんにしてやるよ」とか言って、嫁扱いするわけじゃな。育ってしもうた今の姿でドヤ顔で言われたらイラっとくるが、あどけない幼子なら赦せるのぉ」
「そんな、お嫁さんだなんて……!」
「けふっ!ちょ、鍵善の葛切り食べとるのに背中叩かんといて!むせるがな!」
「じゃが、幼い頃はまぁそれでいいとして、育ってしもうて再会してからも、何か明白な言葉が欲しいものじゃが。雪女、そなた、実体験で使えそうな台詞はないのか?」
「じっ、実体験で!?あ、ありません!皆目見当つきません!私の人生には皆無です!」
「……たのもーう!」
「これはこれは!隠れるのがチートだからといつもこそこそしておるぬらりひょんが、正面から声を掛けてくるとは、どうしたことじゃ?」
「明鏡止水対策で、ご自慢の尻尾をそんだけビュンビュン振り回しといて、よく言うぜ。それに、今のあんたにゃ、オレを即殺する気はねぇさ」
「……おい玉章、さっき、あの尻尾が男をしばいてなかったかねぇ?」」
「獺祭、生きてるみたいだから、問題ないじゃないか」
「ほほほ。妾は気紛れじゃぞ。何を根拠にそのような生意気を言いおるのか?」
「羽衣狐、つららの恋話を随分楽しんでるみてぇだが、あんた、甘いぜ」
「なにぉーっ!お姉様に隙があるとでも言うのか!」
「言うとも。ラブコメってのはなぁ、当事者双方が以心伝心状態か、微妙に通じ合ってねぇ状態か、微妙どころか全然通じてねぇ状態か、っつーのを推し量る為に、相手側からの視点も必要なんだぜ!つららの話だけじゃ、お前は、オレたちの関係を1面からしか把握できねぇ!オレの話を聞きてぇとは思わねぇのか?」
「あんまり……」
「ヲイ!」
「妾的にそなた視点からの物語にはあまり興味がないのぉ。ラブコメにおけるそなたの言動、特に口説き文句関連には興味があるが……そういえば、そなた、この雪女に『私の人生には皆無です』なんて言わせておいてよいのか?」
「よくねぇよ!全然よくねぇ!つーか、オレの相談に乗ってくれよ、羽衣狐!昔の『ボクがつららを守るんだい』でも、最近の『奴良組の帰る場所になれ』でも、オレの気持ち全然伝わってねぇんだけど!これ、どゆことだ!?」
「ふむふむ。普段から全方位的に口説きスイッチONな言動をかましておるから、狼少年のようにスルーされてしまうのではないかと思うぞ」
「オレは全方位的に口説きなんざかましてねぇよ!口説いてんのはつららだけだ!」
「……鬼纏前の台詞やらは?」
「あれは勧誘とか友情とかだ!オレに他意はねぇ!」
「あんたに他意があらへんのはわかるんやけど、この場合、誰のせいやって言うたら、あんたのせいやろ。魅了系妖怪の誘惑に引っかかる陰陽師は万死に値する、て竜二兄ちゃんから教育されてきたうちは、そういうニュアンス感じたら背筋がぞわぁってすんねんけど、夜のあんたは、旧鼠並にぞわっとさせてくれるわ。他意が無いとわかっとってもな。これ、他の女子やったら、ドキっとかしてしまうNGな言動やと思うで」
「それだけではなく、リクオ様には、幼い頃から積み重ねてしまった悪戯の前科がありますからなぁ。腹痛のふりをして心配して駆け寄ってきた所を騙して罠に嵌める、というのはよく考えてみればかなり悪質で、そんなことを繰り返しておれば、信じてもらえなくなるのも仕方が無いというものですな」
「つららは、リクオ様のお気に入りなせいで、重点攻撃喰らってたからなぁ。微笑ましいのからあんまり洒落にならねぇのまで。逆さ吊りは落とし穴よりひでぇと思うしなぁ」
「あー…雪麗姐さんも鯉伴様に逆さ吊りかまされたって、聞いたことあるなぁ。その後は、石抱きならぬ氷抱きで締めたって話ですが。つらら姐さんも、氷抱きとかなさったんで?」
「氷抱きなんて、冷たさの分、石抱きより惨いじゃないの!可愛い若様にそんなの出来ませんっ!」
「……『可愛い守子』補正で甘やかされておるのぉ。じゃが、口説きには、その補正こそが壁となっておるようじゃのぉ」
「くそっ!今さら過去は変えられねぇ。今これから、オレはどうすりゃいいんだ!?」
「普通ならさぁ、段階を踏んで距離を詰めていく過程で誤解を解いていけばいいと思うけどねー」
「この2人の場合は、もう、距離はこの上無く近いですからねぇ」
「行動で示すっていうのは、今更過ぎるよね。リクオが、散々庇ったり特別扱いしたりして、その結果がコレ、なわけだしねぇ」
「私はこういうことには疎いが、…その、普通は、番を得たいなら贈り物とかをするのではないかと思うが…。それより、あの、メンバーも揃ったしそろそろ先に進んではどうかと」
「土蜘蛛兄、ナイスアドバイス!よし、つらら、欲しい物言え!命令だっ!」
「め、命令ですか!?じゃ、じゃあ、お台所のラップが切れそうなので、ラップが欲しいです。大きめのサイズと小さめのサイズと両方でお願いします!」
「ラップて、お前……」
「……あー、そういや、リクオ様に高価な簪を渡されそうになった姐さんが、必死で拒んでる姿を見たような」
「貢物なんて、お姉様がなさっていたように、適当に受け取っておいて、趣味が悪くて気に入らない物なら捨てるなり売るなりしてしまえばいいと思うけど、この雪女にそれは無理でしょうね~」
「なかなか、難攻不落じゃのぉ。そうじゃな、もうここまで来たら、誤解のしようがないほど決定的なことをするしかないのではないか?」
「具体的には!?」
「プロポーズとか、口吸いとか、既成事実的な……」
「よっしゃ!その案採用!つららっ!」
「きゃあっ!」



 葵螺旋城は、中空に浮かんだ建物を階段が繋いでいる、という構造だ。羽衣狐は、階段の中腹の踊り場を改造して広くして、机やら椅子やらお気に入りのティーセットやらを持ちこんで、お茶会を催していた。
 席について茶を喫しているのは、羽衣狐・狂骨の娘・つらら・ゆら・リクオの五名だが、その周りは、リクオについてきた妖怪や、羽衣狐配下の京妖怪が取り巻いていた。

 そんな衆人環視の中、突如立ち上がったリクオは、つららを抱きしめて……!?


【以下、次週へ続く】
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