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今週の脳内ジャンプ 「無敵女子会」

 先週の続きです。

 あー、一乗寺中谷行きたい!
「もうっ、リクオ様ったら!性質の悪い悪戯をなさるのは昔からですけど、最近、ちょっと変なこと言い過ぎです!どこで覚えてくるのかしら……」
「これ、そこな雪女。妾と茶をしていかんか?」
「ふぇっ?……ははは羽衣狐ぇっっ!?」
「こらっ!お前!お姉様を呼び捨てとは何事だ!」
「よいよい。妾は寛大である。呼び名など小さいことじゃ。それより雪女、良き冷菓があるぞ。しばしの休息を兼ねて妾に恋話をしてゆかんか?」
「こ、恋話!?」
「そうじゃ。京妖怪は、鬼童丸や茨木童子などの古参を除けば、妾の畏れに心奪われた者で構成されておる。つまり、男率が高いということじゃ。そして、皆、妾の熱狂的なファン故に恋愛とか全然せぬ。狂骨の娘は愛らしいが、幼過ぎてやはり恋を知らぬ。だから、妾は恋話に飢えておるのじゃ。雪女、そなたからは恋する乙女の匂いがする。妾に恋の悩みを相談してゆけ」
「な、なななんであなたに……!」
「妾は、かつて、種族の壁を超える程の大恋愛を実らせた女。妾と保名様との話は伝説となって語り継がれておる。そして、妾が依り代としておる山吹乙女は、江戸で1番粋な男と言われた奴良鯉伴を射止めた女。ほほほ、雪女、そなた、妾の助言が欲しくはないかえ?」
「う。ううう」
「今ならば、茶菓子に、ゴディバのアイスが付くぞ!」
「!!……ちょ、ちょっとだけなら」




「それでですね、リクオ様ったら、いっつも思わせぶりなこと言って!でもでも、それ本人無意識で、他の女にも似たようなこと言ってるんですよ!初代からそうだとは母から聞いてましたけど、ぬらりひょんって本当に性質が悪くて」
「無意識で自覚が無いのが厄介じゃのう。どうせ、他の者から指摘されても、本人はわからずにきょとんとしておるのじゃろう」
「そうそう!そうなんです!」
「で、そなたは、わかってないなら仕方が無い、とか、きょとんとしておる様が可愛らしい、とか思うて、いつも曖昧に流されてしまうから、結局改善されぬ、というパターンと見た」
「そ、その通りです!どうしてわかるの!?」
「ほほほ。妾がどれほどの歳月『女』として生きておると思うておるのじゃ?」
「さすがお姉様です!ねぇ雪女、あんた、思わせぶりなことを意図せず言う男だともうわかっているのだから、気にしなければいいのでは?」
「狂骨の娘、それが出来れば苦労は無い。恋とは、性質の悪い病で、わかっておるはずなのに期待を断ちきれぬものなのじゃ」
「そう!そうなんです!期待したら後が辛くなるから、リクオ様は幼い頃の感覚が抜けてなくて、その延長で守役女に甘えてこられるのだとわかってるのに、……私が、浅ましいんです」
「そなたは悪うない。下心の無い恋なぞ、ミルクの入っておらぬカフェオレじゃ。これ、泣くな雪女。アイスクリームトリュフでも食して、泣き止め」
「ふっ、うう。こ、これ美味しいですね」




「…………ゆら、頼みがある」
「嫌や」
「即答すんなよ。友達だろ」
「心結心結に頼めばええやろ」
「あいつはネイルが剥がれたからって直しに行っちまったよ。だから、なぁ、ゆら」
「嫌やって。自分の下僕のことは、自分でどうにかしぃ」
「オレだって、今すぐあそこに行って、つららを抱きしめてやりてぇ。けど、今オレが行くと、確実に九尾スラッシュを喰らっちまう。九尾が縦横無尽に蠢いて時々貫くような動きしてんのは、どう考えてもオレへの牽制だ。鏡花水月、無差別全体攻撃に弱ぇからな。なぁ、お前も見てただろ?さっき、恋話ばっかのお茶会で待機させられてるのに痺れ切らした白蔵主が不用意にテーブルに近づいただけで、『女子会に乱入するでないわ!』て尻尾にフルボッコ喰らって無残な姿になったのを」
「やからって、なんでうちがこない用件の為に命張らなあかんねん!ていうか、うちらの目的忘れてるやろ、あんた!雪女は気に入られて安全そうやし、置いてったらええがな」
「ダメだ」
「何でやねん」
「言っただろうが。つららいねぇとオレのテンションが下がるぞ。ぶっちゃけ、オレ、晴明戦で、軽めの信頼関係で複数鬼纏う新技が使えそうな気配あるけど、テンション下がったら、無理だぞ」
「やからってなぁ!なんでうちが行かなあかんねん!前々から思てたけど、あんた、坊ちゃん育ちの悪癖で、近しい者に甘え過ぎや!うちは、主にメロメロな百鬼とちゃうねんで!」
「松坂牛、飛騨牛、近江牛」
「ううっ!」
「蟹、鮪、鰻」
「うううっ!」
「烏骨鶏、特級コシヒカリ、特選生醤油!」
「しゃーないな!友達やからな!」
「………それでいいのか、陰陽師娘」




「それで~、私、つい想像しちゃったんですけど、私とリクオ様がもし幼馴染だったら、こう、すごいイイ感じだったんじゃないかと」
「同居・主従・幼馴染、美味しいのぉ。妾の好みとしては、許嫁設定も追加したいところじゃ」
「私は、別離・再会イベントが見たいです!ドラマが盛り上がるかと思うんです、お姉様!」
「それも良いのぉ。では、幼い頃に結婚の約束をして、その後数年離れ、その間に鈍感なぬらりひょんの孫がその約束を忘れた所で、許嫁としてそなたが現れるのはどうじゃ?」
「きゃあ!それ、イイです!じゃあ、再会の時期は中学1年生になってからで、私は転校生として……あら、陰陽師娘、どうしたの?」
「あー、楽しそうに話してはるとこアレやねんけど、そろそろ、ここがどない場所でうちらが何をしに来たんか思い出してもええんちゃうかと思て」
「これ、恋の匂いのせん乙女よ。一乗寺中谷のざるわらびを分けてやるから、邪魔するでないわ」
「和菓子と洋菓子の幸福なマリアージュと名高い一乗寺中谷の、お持ち帰り出来へん人気メニューざるわらびやて!?なんでこないとこに!?」
「ほほほ。それは秘密じゃ。で、妾の茶会に招かれる気はあるのか?ないのか?」
「お持ち帰りできへんからお客さんの手土産とかにならへんし、お祖父ちゃんがお店につれてってくれた時しか食べたことあらへん、ざるわらび……ま、うちも階段登り続けて疲れたし。うん、ちょっとぐらい休憩してもええような」
「ほほほ。さて、話の続きじゃ雪女。その設定の場合、妾は、鈍感なぬらりひょんの孫は反抗期で妖怪を忌避しておって、じゃが、そなたは別れて後もずっと一途にあやつを慕っておった、という設定でスタートするのが、ドラマチックで良いと思うぞ」
「え~?なんか、それ、ベタベタやん?」
「わかっておらぬのぉ、花開院の小娘。ラブコメは、ベタベタなのが良いのじゃ。そして、時々、予想の斜め上を行く展開があると、更に良し、そういうものなのじゃ」
「そうなん?……くぅ~ざるわらび美味しいわぁ~。クリームは鮮烈なほどにフレッシュやのにあくまで軽くて、だからこそわらびもちの風味を邪魔せず引き立てとって!たまらん!」
「ふふ、お姉様はすいーつの趣味もよろしいのよ。丁稚羊羹もあるわよー」




「ざるわらびいいな~。ねぇ、園潮、僕、女装したらあっちに混ざれそうな気がしない?」
「心結心結式スーパーメイクならいけたかもですが、有行殿の腕前では苦しいでしょうねぇ」
「……リクオ、あれ、どうするんだい?ちなみに、僕は、この件に関してはノータッチを貫くからね」
「くっ!条件に甘いもんもつけとくべきだったぜ!」
「……そういう問題なのか、ぬらりひょんの孫?」



「……父上、あの、大変申し上げ難いのですが、私たちは忘れられているような気が」
「母上!私への手土産は、是非、ネットでの予約1ヶ月待ちの絹ごし抹茶てぃらみすを!」
「………」



【次週へ続く】
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