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今週の脳内ジャンプ 「名付けて、LOVEブースト」

 載ってないなら妄想すればいいじゃない、な原作続きの会話小ネタ連載です。
 先週から続いております。
「心結心結、戦いの前に、お前に一つ申し渡しておく」
「はい、晴明様」
「ぬらりひょんの畏れを、我らは、主として百鬼に訴えかける魅力と、存在に対する認識を操作することだけだと思い込んできたが、奴らの能力は、それだけではない。真に恐るべき力は、他にある」
「それは、どんな……?」



「う~ん、我らが首魁たる晴明様のお言葉だけど、ちょっと信じ難いですわ。地獄で全身整形なさった時に、記憶が少しおかしくなってしまわれたのではないかしら?だって、そんな、ねぇ……て、あいつら、来るの遅いですわね。いくつか罠を仕掛けて適当に雑魚を配置しておいたとはいえ、そんなに手間取るはずは……ナニあれ?」



「つらら、何が気に食わねぇのかしらんが、機嫌直してくれ。こっち見ろよ」
「ヤっ!離してください、リクオ様!つららは、ちゃんと、1番後ろからついていきますから!」
「そりゃダメだ。お前の場所は、オレのすぐ傍。手を伸ばしたら届く位置じゃねぇと」
「なっ、鬼纏の相手なら、黒や青がいるじゃないですか!2人とも私より強いし、強い鬼纏が出来ますよ!」
「お前、もしかして、オレが傍にいろっつってる理由が鬼纏だけだと思ってんのか?」
「えっ?」
「オレはな、ぬらりひょん的に、お前が傍にいねぇとテンションが上がんねぇんだよ!黒や青がお前の代わりになるわけねぇだろ!」
「ぬ、ぬらりひょん的?」
「そうだ。親父も爺も、1人じゃあテンションを上げきれねぇんだ。オレらのテンションを最高に高めてブーストかけるには、いくつかある条件のどれかを満たす必要があんだよ。それが出来るのは、つらら、この世でお前だけだ。お前だけが、オレを高みに押し上げることが出来るんだぜ。なぁ、つらら、相手が雑魚ならともかく、今回は強敵だ。テンション上がらねぇままじゃ、オレは晴明に勝てねぇよ」
「リクオ様っ!そんな弱気なことをおっしゃらないでください!私に出来ることなら、なんでも致しますから!」
「よーし、よく言った!言質は取ったぞ!『なんでも』は後々拡大解釈して楽しませてもらうとして、とりあえす今は、お前はオレの隣を走れよ!」
「はいっ!」



「ちょっ!ツッコミなさい、雪女!あなたの主、ツッコミどころ満載ですわよ!なんで流されていますの!?」



「待たんかいっ!」
「何だよ、ゆら。せっかくテンション上がってきたのに」
「うるさいっ!最終決戦の最中やのに、ツッコミの血が悶えるような台詞言いおって!なんやねん、あんたは!ほら見ぃ、あんたんとこの特攻隊長、泣いてるで!あんたのテンションは上がったかもしらんけど、あんたの下僕のテンションはダダ下がりや!」
「リクオ様~っ、つららがお気に入りなのは知ってましたが、俺らはそんなにダメっすかぁ~っ!?」
「リクオ様っ、拙僧との鬼纏は、拡散も集束も出来るから、敵の数が多い場合も少ない場合も、攻守共に使い勝手はいいですぞっ!つららがお気に入りなのは存じておりますが、せ、拙僧だって、お役に立ちますぞぉっ!」
「まぁまぁ、青田坊の兄さん、黒田坊の兄さん、敵陣なんだから涙を拭いてくだせぇ。三代目が、可愛い可愛いうちのつらら姐さんをあからさまに贔屓してんのは、前からわかってたことでしょうに」
「荒鷲組、慰めるふりして上司自慢すんの止めとき。可哀想やろ。ほら、奴良君、あんた、これどないすんねん!?」
「あー……青も黒も頼りになる特攻隊長だ。頼りにしてるからこそ、今、この場につれてきたんだ。だから、泣くのは止めて、オレの話を聞いてくれ。ちゃんと、説明すっから」



「花開院の小娘も、なかなかやりますわね。でも、全員、ここが晴明様の本拠地である葵螺旋城の中だってこと、もう忘れちゃってるっぽいですわ……だけど、私も、話が気になって、攻撃出来ませんわ」



「ぬらりひょんっつー妖怪は、ある条件が満たされた時にテンションが最高に上がってブーストがかかって、限界以上の力を発揮できるように生まれついてんだ。己の内から、限界を超える力が湧き上がってくるんだよ。オレはな、これまで、無自覚ながらもそのブーストの効果を使ってて、そのおかげで、未熟な己を引き上げて生き残ってこれたんだ」
「リクオ様、それはどんな条件なのですか?」
「初代ぬらりひょんは、国獲りの為に京都に訪れ、うっかりうちの婆さんに惚れて、国獲りとかすっかり忘れて婆さんのこと口説いて嫁にもらおうと全力で頑張ってたら、羽衣狐が婆さんを浚ったから、追っかけてって、婆さんを取り戻して口説き落とすついでに、当時最強だったはずの羽衣狐を倒した」
「……間違ってへんはずやけど、そういう言い方すると、何かアレやわぁ」
「二代目ぬらりひょんは、最初の妻も最後の妻も、出入りの際はつれていかずに、家で、自分のことを待たせていた。サウナで我慢するほど後のビールが美味い、みてぇな感じで、出入りの間は我慢する分、帰ってきたら盛大にイチャこく、その為に出入りを頑張る、て男だった」
「……リクオ様、真実はオブラートに包んでください。拙僧、別の意味で涙がこみ上げて参ります」
「玉章と戦った時、オレは、夜雀の攻撃でピンチに陥ったが、そこにつららが来てくれて、叱ってくれたから、逆転出来た」
「当時の僕の甘さが悔まれるよね。刺した時には、ぐっと抉り込んで内臓をぐちゃぐちゃにしておかないと。刺しただけで刃を引くなんて、甘過ぎたよ」
「遠野に修行に放りこまれた時には、つらら来てねぇし速攻で家帰ろうと思ったけど、親父みてぇに『おかえりなさい』イベントでイチャこくのもいっか、と思ったから、頑張ることが出来た。ま、この時は、オレの為にとつららが京都に先に行っちまってたから、『おかえりなさい』イベントは不発だったんだけどな」
「あんた、基本的に、修行とかやりたない男やもんなぁ。まぁ、皆を守る力を得る必要があるって思たら頑張りはるのは、認めるけど」
「土蜘蛛につららが浚われた時は、強くなってつららを取り返すこと以外、何も考えられねぇようになった。オレ、それまでの人生で、あんなに集中して必死になったことはなかったぜ」
「その節は、うちの弟が申し訳ないことを」
「いやいや、謝らねぇでくれ。あれは戦いの中のことだし、そのおかげで、オレは強くなれたんだしな。オレも、土蜘蛛の腕をやっちまったし。あの時の鬼纏は、気持ち良かったなぁ。こないだの山ン本をやった畏襲も、すげぇ良かった。鬼纏は、つらら以外にも黒や猩影ともやってるが、正直、つらら相手が1番気持ちイイぜ」
「せ、拙僧との鬼纏は気持ち良くありませんでしたかっ!?」
「うん、別に。頼もしくはあったが、気持ち良くはなかったぜ。けどな、つららを鬼纏うと、…ロボット物で搭乗者が気持ち良さそうにしてる合体シーンとかあるが、ああいう感じになる。こう、抱きしめて腕ん中に閉じ込めると同時に、つららに受け入れられて包み込まれて、互いの体温が溶けて混ざって一つになる、みてぇな。生命のスープに溶けて使徒相手に無双できそうっつーか、トランザムバーストっつーか、EVOLをLOVEに出来そうっつーか、……とにかく溶けそうなほど気持ちイイ。お前も気持ち良かっただろ、つらら?」
「は、はい。全身全霊でリクオ様を感じて、溶けちゃいそうで、それで、いっそこのまま溶けちゃってリクオ様と一つになりたいって思っちゃいました」
「……拙僧は、頼もしさや力強さや安心感は感じましたが、そういう、なんかエロいようなヤバいような感じにはなりませんでしたな」
「百物語組に操られた人間に襲われた時、オレは、昼姿だってのに、つららを片腕に抱えて戦うことに問題がなかった。つーか、むしろテンション上がってめっちゃ力が出た」
「昼の姿って、会議の最初ん時のアレだろ?まだ子供じゃねぇか。アレでこの雪女を腕に抱えて戦うって……」
「九州へ行く時には、憧れの『おかえりなさい』イベントを今度こそ、と意気込んで頑張った。けど、それも事態が急転し過ぎたせいで、不発に終わっちまったけどな」



「……結局、奴良リクオは何が言いたいんですの?」



「オレのテンションが上がってブーストかかる条件は、爺と同じで『オレの女が浚われたのを助けに行く』か、親父と同じで『オレの女を家で待たせておく』か、三代目オリジナルで『オレの女と一緒に行く』か、の3種類がある。で、三代目オリジナルを発動するには、超至近距離である必要があるんだよ。こう、いつでも抱きしめられる距離じゃねぇとダメだ」
「きゃっ!」
「青、黒、お前らのことは信じてるし、頼りにしてる。だから、背中を任せられる。けど、つららは、信じてるとか頼りにしてるとか以前の問題で、ブーストの条件を満たしてくれねぇと、オレがダメだ。主の力は百鬼に影響するから、オレの力が限界を超えたら、オレの百鬼も強くなれる。つーわけで、つららは、他の誰も代わりができねぇ大事な役割を……おい、つららどうした!?」



「皆が注目してる中で、恥ずかしい口説きかまされて、挙句、抱きしめられて頬擦りされ続ければ、恥ずかしがり屋の雪女なら、溶けそうになりますわよ!もうっ、心配する気持ちがあるなら、全身撫でまわすんじゃなくて、離してやりなさいませ!」
「そうやで、奴良君!真っ赤になって今にも溶けそうや。一端、離したり」
「リクオ様、あの、つららは純情なんで、もうちっと手加減お願いします」
「三代目、つらら姐さんが可愛いなら、今はちょっと離してやってくだせぇ」
「リクオ、離しておやりよ。ぐるぐる目を回しているよ」

「だが断る」

「ああっ、明鏡止水使って隠れたっ!?何やっとんねん、奴良君!?」
「なんて男ですの、奴良組三代目!出てらっしゃい!」




「心結心結、忠告したというのに、ぬらりひょんの真の畏れに巻き込まれたな」
「………」
「心結心結は、元々、少女マンガとか大好きだからねー。エログロもシリアスも好きだけど、ラブコメも大好物なんだよねー。だから、ヤバいかなとは思ってたんだー」
「………」
「やはり、侮れんな。ぬらりひょん一族の『全てをラブコメにする力』は」
「………」


【次週へ続く】
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