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額の上なら友情のキス

 NARUTO。サスサク。
「ごめんなさい、ごめ・・・・・」 
 さて、心底困った。
 目の前にはしゃくり上げるサクラ(涙は傷に沁みるだろに)。俯いて手で顔を覆っているけど、泣いてるのはバレバレだ。先刻切り揃えてもらったばかりの髪は短くて、涙を隠しきれていない。
 以前なら逃げたり無視したりも出来たはずなのに、もうそんなことはできない。コレは、貴い女だ。力ないくせにオレたちを守るために敵に立ちはだかり、異形に怯まずオレに触れた。愚かだけれど、貴い。
 だからそんなふうに泣かなくていいのに。守りきれなくてごめんなさい、なんてむしろこっちの台詞なのに、と思ってもどう伝えていいかわからなくて戸惑う。ただただ、もう泣き止めよと思うばかりで(こんな時にあのウスラトンカチはどこへ・・・・オレが魚を捕って来いと言ったな、そういや)。
 俯いて瞼を手で覆うサクラの顔で、見えるのはデコだけ。だから仕方なかったんだ。

 額の上なら友情のキス。

 昔読んだ本にこう書いてあったはず(間違いじゃないよな?)。
「サ、サスケくん・・・・!?」
 真っ赤になって顔を上げたサクラはもう涙を流していなくて、オレはほっとする。そして同時にこの状況に耐え切れなくなって、「飯、採ってくる」と言って背を向けて駆け出した。早鐘のような心臓に、アレは友情!友情だ(そのはず。だがしかしあのドベとかには天地がひっくり返ってもする気にはならない。ということは違うのか?いや、そんな・・・・)!と言い聞かせて。後ろで「メルヘンゲット」と呟いた声も無視して。


【おしまい】
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