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花開院について

 複数のことをごちゃっと詰め込もうとするのが、わたしの悪癖です。で、どんどん脱線する。
 なので、頭を整理する為に、花開院について考えたことをちょろっと以下に入れておきます。

 御門院さんがどんな組織かは次週以降を見ないとわからないので、それによって花開院の立ち位置も変化するとは思うのですが、御門院が地下組織だったとしたら、という前提で、ちょろっと考えてみました。


・(少なくとも)京都の行政からは頼られている。
・京都の街中にあれだけの土地と人員を所有している公的な組織である。
・その上で、実際に、命懸けで妖怪と戦っている。
・全ての人に妖怪が認識できるわけではない。妖怪が見える人の方が少ないっぽい。
・妖怪を認識できる人が全て対処する能力を持つわけではない。

 以上が、材料です。


 
 妖怪が見える人が少ないということは、少数派だということです。
 少数派ということは、異端として迫害を受け易いということです。
 そして、妖怪的にも、自分を認識しない相手より認識する相手の方が絡みがいがあるし、怯えさせることで畏れも得られるのだろうから、危険だということです。

 だから、花開院の始祖が一門を築いた時はともかく、以降の歴史でも失われずにあれだけの組織として生き長らえてきたのは、実際に妖怪に狙われ易くて危険な上に異端として迫害される可能性の高い人々が、寄り集まって、『妖怪から人々を守る』組織を運営することで、自分たちを守ろうとしたんだろうなーと、そう考えています。

 異端は、隠されていればいるほどいざ迫害された時に、その迫害が陰湿で凄惨になるから、いっそ、広く知らしめて認知されてしまう方が危険度は低くなるんですよね(リスクはありますが)。
 多くの人の目にさらされるということは、滑稽だと笑われたり、無神経な侮蔑を受けるということですが、しかし、ひどい迫害に踏み切る為に必要な狂気の基準をぐっと上げる。周りの人々の目が抑止力となるから、口でなんやかや言われることは増えるかもしれないけれど、実際に暴力を振るわれる危険性は減る。
 ましてや、同種の異端が寄り集まって暮らしているのが周知されているのだから、異端を忌避する者も、実際に手を出した際の報復を畏れるから、抑止力は更に強まる。

 そして、自らに『妖怪から人々を守る』という責務を課した故に、異端を忌避する者も、この組織を排斥するのは容易ではない。妖怪から襲われた時に、助けて欲しいですからね。

 花開院の人々が、特に上層部の若手が、あれだけ、義務感と使命感が高いのは、『妖怪から人々を守る』という組織の在り様が、『異端である自分たちを、多数派からの迫害から守る』に繋がるので、義務感と使命感を高める為の教育を為されたから、じゃないでしょうか。
 そして、その教育を素直に受け取って疑わず、まっすぐ揺らがないのが、ゆら。教育の裏にある思惑に気づいて、しかし確かに有用なので抵抗なく受け入れたのが、竜二。思惑に気づいちゃって複雑な気持ちになってしまうのが、秋房。
 という印象があります。
 


 花開院の『妖怪は黒、我ら花開院は白』というのは、出典がどうでも、長く唱えられてきた理由としては、異端である自分たちを守る為のお題目であるから、という気がしています。
 『妖怪』がキャラクターとなったのは比較的新しい出来事で、古くは『怪異』として捉えられていて、『怪異』というのは現象です。屋根が吹っ飛ぶほど強い風、といえばただの現象ですが、その風にハリケーン何号とか台風ジェーンとか名付けたら、個別のキャラクター化をします。

 花開院というのが、異端である人々が社会に受け入れられる為に作った組織であるなら、『妖怪から人々を守る』という使命を果たす為に、妖怪を倒さなくちゃならないわけです。
 意思疎通して不可侵条約どころか同盟まで結べた秀元と初代なんてのは、すごい例外で、普通は、『妖怪から人々を守る』となったら、話し合いじゃ済まなくて、相手を滅するしかない。
 で、この時、妖怪が自分たちと近しい存在だと認識してしまうと、不都合が生じるわけです。言葉が通じる相手を殺すわけですからね。自分の中で何か言い訳しないと、後味悪いじゃないですか。
 
 だから、戦争中の国が、敵国の国民を貶めるように、花開院は『妖怪は黒』って言う。
 そうじゃないと、実際に手を汚さなくちゃいけない自分が、やりきれなくなるから。
 なので、きっと、妖怪の個人名とか、人から変じた妖怪の人としての名や人生とか、そんな個人情報は出来るだけ知りたくなかったろうなーと思います。
 スポーツだったら、戦いの後に相手を戦友として称えられるけど、殺さなくちゃならないので、友情とか抱くわけにはいかない。だって、滅するのが仕事だから。
 だったら、相手を、『個人』ではなく、『怪異』という現象ととして認識する方が、楽です。

 だから、賢い竜二も、この欺瞞がわからないわけではなかったろうに、『妖怪は黒、我ら花開院は白』と口にしていた。花開院という組織のみを考えるなら、この言葉は有用なだけですから。



  
 あと、『妖怪は黒、我ら花開院は白』というのは、もう1つ役に立つ言葉で、これは、異端である花開院を妖怪と同一視して迫害させないようにする為に役に立っている。
 何より1番怖いのが、社会から迫害されることだから、それをされない為に、日頃から『妖怪は黒、我ら花開院は白』と、他所の人々の前で口にするように教育しておく。
 このように言われて、実際に身体を張って『妖怪から人々を守る』為に戦われたら、内心で異端を忌避する者でも面と向かって弾劾なんかできませんから。


 
 ていう感じで運営と教育をしてきたんじゃないのー、と考えると、おそらく次期当主になるであろうゆらさんが、お題目に待ったをかけてしまったので、今後の方針は変革せざるを得ないのでしょうね。
 ゆらさんは、今、全ての妖怪を滅すべきものとは考えていないはずだ。
 ゆらさんの主張が組織に何の利益も齎さないなら封殺されることもあり得ますが、現在、実際に危機に面していてこの危機を乗り越えるには妖怪である奴良組との協力体制が必須、となっているから、ゆらさんの意見を多数派にしないと大義名分が立ちません。
 なので、竜二は、影で、『妖怪は黒、我ら花開院は白』というお題目に洗脳されて縋ろうとする老人たちを黙らせたり排斥したりする工作をしたんだろうなーと思っております。
 我らが若が、三代目襲名の際に、反対派とかを整理して、擁護してくれる牛鬼を引き立てたり、子飼いの部下に組を持たせたように、竜二さんも、奴良組の妖怪を受け入れたゆらの主張が今の時流には不可欠だから、ゆらの主張の邪魔をさせないようにしたり、晴明との戦いの後に、ゆらさんのこの主張と『妖怪から人々を守る』を両立させる為の道を模索してるんじゃないかなー、とか思いました。

 

 秋房は手段と目的にプライドとかを混ぜちゃうから、ごっちゃになってひっくり返ったりしてしまう人ですが、竜二は、鵺を封印しようとした時のことを見ると、常に、目的の為に手段があるのだということを忘れずにいる人だと思うので、妖怪と一緒に妖怪の里へ行くことにも、ほとんど抵抗ないんじゃないかな、と思います。
 いや、警戒はしているでしょうし、少しは違和感もあるでしょうけど。
 理屈の上では、必然性に納得しているから、抵抗はあまりない気が、します。



 ・・・・・・・いや、なんか、遠野の里で普通にしている竜二さんの順応性の高さがちょっとシュールだったので、つい考えてしまいました。


 ちなみに、わたしは、竜二さんの目的は、『ゆら』だと思っております。
 情だけじゃなく、早世する自分がこの世に残す『作品』としての執着も含めて、『ゆら』の生存・次期当主就任が優先、というイメージ。
 だから、『ゆら』の為に組織を変革することはあっても、組織の為に『ゆら』を殺したりは絶対にしない。他の花開院の術者に対しては、生存を諦めることもあるけど、『ゆら』だけは我が身を犠牲にしたって守る。というか。
 ゆら>花開院という組織の存続>その他の花開院の術者、というか。


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