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あなたがわたしにくれたもの-2012/01/11 16:20

 ぬら孫 つらら誕生日小話連作、その3。

 通販のメールくださった方、返信をお待たせしております。
 ですが、わたしは、どうしても、今日という、この記念すべき、奴良家三代目様の可愛い雪女のお誕生日をですね、祝いたいんです!昨夜思いついて、それから本当に当日書いているんです(仕事の遅さに定評のある水鏡)。
 なので、つららの誕生日を祝う為に、返信が明日になりそうなことをお許しいただきたいです・・・・ 

 その3は、某方の小さな恩返しです。
 2011/01/11 16:10。
 教頭に生徒会長に渡してくれと頼まれたプリントを持って、女教師が向かったのは、生徒会室ではなく、なし崩しのままに清十字団部室となっている社会科準備室。現在の生徒会長は、生徒会長としての業務は完璧かつ熱心にこなす優等生だが、それ以上に、自らが創設したこの部活の活動に力を入れているので、こちらにいる確率の方が高いと判断したのだ。
 しかし、扉を開けた女教師は、半ばまで開けたところで、ちょっと目を見開いた。
 まもなく陽が落ちる時刻特有の赤い光に照らされていた人影は、2つ。
 部長がいつの間にか家から持ち込んだらしい、小ぶりながらも上等なソファの上に制服にマフラー姿の少女が腰掛け、彼女の膝の上にはジャージをインした学ラン姿の少年が頭を乗せている。
 少女は、長い袖の先からちょこんと覗く氷細工の指先で、せっせと、瞼を瞑った少年の頭を撫でている。うっとりと目を細めて。
 それは、子を慈しむ母のようにも、恋しい男を独り占めしようとする女のようにも見える表情で。
 詳しい関係性などは全く知らないがそれでも自身も女だからこそわかる、彼は、いろんな意味で彼女の宝物なのだ、と女教師は理解した。
 となれば、長居は禁物。馬の脚に蹴られる趣味がない空気の読める女教師は、2人に気づかれないように静かに、そっと扉を閉める。生徒会長は生徒会室で探そうと決めて。 



「あ、鳥居さん、巻さん、清継君知らないかしら?」
「マナ先生、清継なら体育館で見たよ」
「ありがと、巻さん。2人は今から部室に?」
「うん。ポッキー食べながら漫画読もうと思って。つぶつぶ苺ポッキーの大箱持ってきたから」
「いいわね。私もつぶつぶ苺ポッキー好きよ」
「先生、おすそわけしようか?」
「じゃあ、理科準備室で一緒に食べない?それなら、ポッキーを分けてくれるお礼に、先生がとっておきの紅茶を淹れるし、とっておきのチョコレートも出すわ。みんなには内緒よ。」
「やったー!」
「行く行くー!」




 朝方直し損ねてまだなお反抗を続ける寝癖を、私は根気よく撫でつける。
 本当に、持ち主に似て懲りない困ったさんですこと。
 ・・・・・・でも、そんなところもまた、愛しいのですけど。
 膝の上で無防備に眠ってくださる可愛い寝顔は、いつだって、私の宝物です!



【つづく】

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