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オフ活動について

 あけましておめでとうございます!原稿がやっと終りましたっ!

 1/8 COMIC CITY大阪(インテックス大阪にて開催)、参加します!新刊2冊出ますよ~!
 そして、つみたてちょきんのキモツキアイラさんの竜ゆら本を委託販売します。
 
【スペース№】6号館Dゾーン ら24a
【サークル名】Great Berry King


【新刊①】
・西ノ暁 東ノ黄昏 A5 84p
32@.jpg
 
 奴良組三代目を襲名して一月ほど経ったある朝、何故か、リクオが、昼姿・夜姿・幼い頃の姿の3人に分裂した!?
 3人とも本人なので組の妖怪たちはさして気にせず受け入れるものの、本人たちは、つららを取り合って喧嘩してばかり。
 『奴良リクオ』は、つららから、何より誰より1番に愛されていないと気が済まないのだ。
 姦計を弄する昼の『リクオ様』、大胆不敵に行動する夜の『三代目』・幼児の特権を最大限に利用する幼い『若様』に、つららはいつも以上に振り回されて・・・・

 ※全力でラブコメです!子若が特にやりたい放題。登場キャラ多め。つららはどのリクオも大好きですが、幼児の愛らしさに翻弄されています。


【新刊②】
・逢魔ヶ恋 A5 52p R18
33@.jpg

 百物語組との抗争が終わってからしばらく経った夜、「ボクを受け入れて」と手を引いたリクオに、つららは初めて抱かれた。
 それから幾夜身体を重ねても、主従の別を忘れはしなかったつららは、それでも、抑えきれない恋情故に甘い夢を見ずにはいられず。リクオに悟られないように必死で隠して、けれど、大切に温めてきた恋心。
 しかし、鵺との戦いが終わって1月経った今宵、リクオの部屋を訪れたつららは、こみ上げる切なさに耐えきれず霰の涙を零す。
 1月もの間求められなかったのだから、この恋はもう終わりなのだと思うのに、どうしても諦めきれなくて・・・・
 
 ※つらら視点が思い切りメロドラマですが、リクオ視点は残念なラブコメで、ハッピーエンドです!エロ多めに頑張ってみました。
 ※R18なので、見た目であんまり疑わしいと思った方には、年齢を証明する物の提示をお願いする可能性があります。童顔の方、ご注意ください。 


 以下に、本文見本をUPしました!ご覧くださいませ~(*゚▽゚)ノ
本文見本

【西ノ暁 東ノ黄昏】

 こうして、大変不可解な現象が生じて、原因も元に戻る方法も判明していないというのに、なんとなく一仕事終わったような空気になって、皆は朝の準備に取り掛かる。
 本日は平日で学校があるはずだが、さすがの異常事態に『リクオ様』は学校を休むと決めたので、朝食の準備が終わるまで二度寝をしようと思った。
 『三代目』は、夜姿で朝日を浴びるのは慣れない為に身体がかったるくて、朝は食べずに寝ていようと決めた。
 こんな時間に起きることがなくてさっきから眠かった『若様』は、当然、二度寝するつもりだった。
 そこで、問題が生じたのだ。
 誰がどこで寝るか、という問題が。
「・・・・えーと、どっかから布団をもう二組もらってきて敷く?」
「それは狭ぇだろ。お前、諦めて起きてろよ。オレ、夜はお前に布団譲って起きとくから。チビは・・・・」
「だからチビって言うな!ボクは別のとこ行くから、この部屋はお前たちの好きに使えばいいよ」
「えっ?で、ですが若様・・・・」
 いつものように朝餉の支度に向かおうかとも思ったが幼いリクオが手を離してくれないのでこの場についてきたつららは、おろおろと3者を見比べた。
「引き出しも箪笥も、こいつらの物が入ってるんだろ?ボクの着替えとかは、これから用意しないとここにはないんだろ?だったら、この部屋はボクの部屋じゃないよ」
 勝ち気に口を尖らせながらもしょんぼり俯いて、幼いリクオが言う。つららの胸が、きゅんと疼いた。
 13歳のリクオにとってこの状況は「自分が増えていた」というものだが、まだ5歳のリクオにとっては「8年後の世界に来てしまった」ということなのだ。奴良家は現代では珍しい程物を大事にする家風だが、それでも、8年も経てば細部はイロイロと変化している。特に、リクオの部屋は、小学生から中学生へ進学したこともあるし、大きく変貌しているはずだ。
 奴良リクオは、たった13歳で成人とされる妖の血を引くせいか、早熟で敏い子供だった。
 だから、この状況を理解はしているのだろう。だが、寂しさを感じないわけはないのだった。
 膝立ちになったつららが、幼子を包み込むように抱きしめた。
「若様、つららからお願いがございます。至らぬこともあるかと思いますが、精一杯おもてなしさせていただきますので、どうぞ、つららの部屋にお越しくださいませ。つららの部屋を我が部屋とお思いになっておくつろぎくださいませ」
 愛しさが滴るような声で誘われた子供は、俯いたまま柔らかい胸にすり寄って、小さな手できゅっと着物を掴んだ。
「・・・・お前がそんなに言うなら、行ってあげる」
 その言い様がなんとも可愛くて微笑ましくて、つららはくすくす笑った。




 というわけで、つららと幼いボクが去っていく後ろ姿を為す術も無く見守った後、部屋に残されたボクは呟いたんだけどさぁ。
「・・・・あれ、計算してたよね」
「・・・・我ながら、打算的であざといガキだな」
 ぐぐっと眉を顰めて、夜も呟く。
 客観的にはいじらしい子供に見えたかもしれないが、あいにくこちらは同一人物なので、相手の思考回路など丸わかりなんだよ。
 あの子が言った言葉に嘘は一つも無いし、事実寂しさは感じたんだろうけど、それを利用してつららの同情を引き自分が欲しい成果を得ようとするのが、なんとも・・・・・なんて言うか、強かというか、ね。
 ボクは、8歳の時に初めて夜姿への変身を果たしてから4年ほど反抗期になって、家の皆にたくさん心配をかけて、今となってはそのことを反省していた。だけど、今、ボクは、自分の反抗期の存在を肯定したいと思う。
 衣食住の大半を世話になっておきながらおこがましいけど、それでも、ベタベタに甘やかされていた以前に比べたら、自分のことは自分でしよう、甘やかしを甘受するまい、と意地を張ったあの期間があったからこそ、ボクは、今見せつけられたあのあざとさを手放せたのだと思うから。
 そう思いながら夜を見ると、相手も同じことを考えたらしく、ピッタリ重なるタイミングでため息が零れた。
 奴良リクオは、時々勘違いされるが、二重人格者ではない。
 昼と夜とでは姿だけではなく言動も違うが、それは、普通の人でも、学校など公共の場の自分と自室に1人でいる時の自分、酔ってない時と酔ってる時などで、言動が異なるのが強くなったもの、と自己解釈している。
 だから、二日酔いで目覚めた朝に、夜の自分の調子に乗った行動を苦々しく思い返すことはあっても、なんで飲み過ぎたのかを思い出せないことは(今はもう)ないし、腹立たしくはあっても違和感は無いんだよ。
 ・・・・・・昔の自分、甘やかされ大王なお坊ちゃまのことは、他人だと思いたくなるけど。
「・・・ボク、眠気なくなった。着替えたら出てくから、寝てていいよ」
「・・・おう」
 こんなふうに、初っ端から前途多難な感じで、ボクが3人いる生活はスタートするのだった。




【逢魔ヶ恋】

 あなたに抱き締められていたのはどれぐらいの時間だったのか、長かったのか短かったのか、ちっともわからない。
 苦しい時間は長く幸せな時間は矢のように過ぎると言うけれど、ならば、氷雪のこの身が溶けそうなほど温かく甘くて、なのに期待せぬように己を戒め続けなければならなかったこの時間は、早く過ぎたのか遅く過ぎたのか。
 いずれにしろその時間は終わって、あなたは胸元から顔を上げて、そっと、繋いでいた手を離した。私は、縋りそうになった指を、必死で押し留める。
 今宵、あなたに何があったのか、何を思ったのかは、私にはわからない。
 ただ、幼い頃から傍にいた私は、あなたにとっては下僕であると同時に姉のように気安い存在なので、だから、何か不安になることでもあって、人恋しさに私に触れたのだろう。幼い頃、悪夢を見た私が母の寝床に潜り込んだ時のように。
 ちゃんとわかっていたから、これ以上愚かな錯覚などせぬように、私は自分からあなたに背を向ける。
 もっと触れて欲しいと願う私の邪な想いを知ってしまえば、お優しいあなたはきっと気になさるだろう。だから、伝わってしまわぬうちに離れなければ。
「リクオ様、おやすみなさいませ・・・・月が、綺麗ですね」
 口にしてはならない言葉をたくさん飲み込んで、なのに、一欠片がぽろりと唇から零れてしまった。
視界が潤む。お若いあなたはご存知なかろうとわかっていて、過去の文豪の言葉を引用する私は、なんて未練がましい女なんだろう。
 これ以上余計なことを言う前に、もしくは、言葉の代わりに涙が零れてしまう前に、この場を去らねば。
 私は、出来れば自室にたどり着くまで、無理でも廊下に出るまでは泣かぬようにせねば、とそれだけを考えていたから、あなたが次に取った行動を理解できなかった。
 ぐい、と先程よりも強い力で引かれて、布団の上に転がる。
 えっ!?
 混乱したまま見上げると、覆い被さるような体勢になった主が、私を見ていた。
 この世の他のどの女でもなく、私を。

 私だけを。

「・・・・リクオ、様?」
 震える声で名前を呼ぶ。いつもは穏やかな印象を与える大地の色の瞳は、夜闇が映り込んだせいで、いつもより昏い色に見えた。
 夜の湖のような、奥底を見通せない色。
 灯りを好む人間の娘ならばその色を恐ろしいと思うのかもしれないが、私は妖怪なので怯みはしない。心も命も既に捧げているのだから、あなたが何を考えようと為そうと、私は受け入れついて行くだけだ。
 私はいつも思っている。あなたの役に立ちたいと。
 私はいつも祈っている。あなたが幸せでありますようにと。
 だから。

「つらら、ボクを受け入れて」

 そう言って落とされた唇を拒むことなんて、無理だった。





 初めて触れた他者の唇は熱くて、冷たい雪女は戸惑うばかり。
 我が身に何が生じているのかよくわからぬまま、ただ、傷ついているあなたを拒むことだけはしたくなくて、反射的に熱から逃れようとしてしまう身体から、何とか力を抜こうとした。
 全て、あなたのよいように。あなたのなさりたいように。
 けれど、口を開けと強請るように唇を舐められても、それだけは従うわけにいかなかった。
 雪女にとって、口吸いは特別な行為。
 唇を開いて舌を絡め、男が口吸いに夢中になったなら、その無防備な魂から精気を根こそぎ吸い取るのも、肺を凍らせて氷漬けにしてしまうのも、容易いこと。ぬらりひょんほどの大妖怪だとて、口吸いに溺れたならばどうとでも出来るのが、雪女という妖怪の畏れだ。
 そう母に教えられたし、何より本能として理解している。
 だからこそ、この点だけは抗った。 
 恋しいお方との口吸いなど、気持ち良くて思考が蕩けるに決まっている。蕩けた心が、不相応にもあなたを独り占めしたいだなどと願ってしまったら、うっかり、あなたを害してしまうかもしれないのだ。
 だから、身体の奥底がもっともっととはしたなく疼くのを押し殺して、身動ぎして枕に横顔を押しつけるようにすると、さすがに唇が外れた。一呼吸の間、覆い被さっているあなたの動きが止まって、怒らせてしまったかとひやりとするが、すぐに、懲りない唇が触れてきた。今度は、首筋に。
「ぁんっ」
 普段、家でも外でも冷気保持の為のマフラーで覆っているせいで、我ながら、首筋は刺激に弱い。
あなたが幼い頃は、私があんまりくすぐったがるのが面白かったらしくて、馬乗りになってマフラーを奪って首筋に温かい息を吹きかける、という悪戯をされたこともあったぐらいだ。なんて困った子。
 だけど、今のやり口の方が、もっと悪辣だ。


 ※どちらも、イベント後通販予定。
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