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真夜中に、そっと

 NARUTO。サスサク。

 
 昼間干した布団は、ふかふかでいい匂い。そんな寝心地の良い布団なのに、サクラはなかなか寝付けない。明日の任務のためにも寝なくちゃいけないとわかってても、こればかりはなかなか。
 何度も何度も、自分の髪を撫でる。さらりと指の隙間をすり抜けていく髪。
 この髪が、彼の指に触れたのだ。




 今日の任務は調べ物で、サスケとサクラは並んで座って積まれた本を調べていた(ナルトはその本を運ぶ仕事)。そんな時、お互いに次の本へと手を伸ばした拍子に、サクラの髪がサスケの服に引っかかった。サクラは慌てて取ろうとしたけれど、サクラからは見えないことだし慌てると上手くいかなくて。焦っていっそ切ってしまおうとしたその手を、サスケが止めた。そして、外してくれた。
 その手の感触が、真夜中になってもサクラは忘れられない。
 自分よりずっとごつごつしてて硬い指先が、この髪に触れたのだ。そっと、優しく。
 普段の愛想の無い物言いからすると意外なほどに、サスケの指先は優しかった。あんまり器用じゃなかったけれど、サクラの髪を傷つけないように気遣ってくれていることが、伝わってきた。サスケは何も言わなかったけれど、でも、わかった。
 だから嬉しくて仕方がなくて、布団の中でサクラは何度も何度も髪を梳く。感触を反芻する。
 ああ。この髪に、彼の指が触れたのだ。




 真夜中にそっと思い出す、指先まで愛しいあなた。

【END】
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