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コメント返信と、ss(ぬらりくおの嫁の番外編)

 コメント返信が遅くなりまして申し訳ありません。
 誰得な小話をくっつけようとしたら、遅くなりました。

 というわけで、以下に、コメント返信と、誰得な『ぬらりくおの嫁の番外編』ssを入れておきます。
sakiさま

 こんばんはー。コメントありがとうございます。
 反抗期前の子若があのまま育ったら、というご意見には納得します。確かに、それだとあんな感じになっていそうですね。
 カナちゃんを呼び捨てにしたのは、つららを口説いてても通常運転過ぎて性格の変化がよくわからないからじゃないでしょうか。何せ、土蜘蛛再戦の鬼纏前の台詞がありますから、今更つららに対して押せ押せな台詞を口にしても、もう一段タラシになったのかどうかが判別し辛いと思われます。
 とりあえず、この技の説明を待ちたいと思います。昼夜融合みたいな技なら、修行は、身体動かしたり妖術がどうこうじゃなくて、イメトレみたいなもので、だからつららは技のこと知らなかった、とかかもしれませんね。
 今週はリクつらとは言い難いかもしれませんが、つららの方がカナちゃんよりメイン扱い(UPのコマあり+若を映す視点もカナちゃんじゃなくてつららですし)だとは思っています。




木公さま

 こんばんは!コメントありがとうございます。
 鯉伴様が軍部と繋がりがあったら、萌えますよね!正式な位はなくとも、お偉いさんからの依頼で何やらという時にはある程度の権限があって、あの軍服で「御苦労」とか門兵に言いながら機密部署に入っていく姿とかすごく見たいです。門兵的には、誰だかわからんけどすんげぇオーラあるからきっと偉い人なんだ、みたいに思われていたりするとか(笑)。
 気苦労の多い天狗さんたちにお言葉ありがとうございます(笑)。嬉しかったので、以下に、天狗さんたちの小話をくっつけときます。
 水鏡は、ごちゃごちゃわいわいしていて画面の隅で誰かがいらんことしてそうな感じがすごく好きで、奴良家の妖怪にとっての総大将というのは、大昔の漫画の学園のアイドルみたいなノリで愛されている気がしているので、そういう会話を日々していると思います。で、不動の№1は総大将一族ですが、他にも、つららとかがアイドル的に愛でられていそうだな、とか思っていたら、新刊カバー裏でつらら団扇とかやってたので、この解釈を押し通そうと思います(笑)。
 初代は天性のアイドル気質ですし、鯉伴様もリクオ様も生まれた時からアイドル扱いで、自分の一挙一動が本家の皆に注目されて恋話とかされてても、きっと、気にしないのだと思います。原作の相合傘の後とか、もう屋敷中がその話題で持ち切りになったと信じています(笑)。
 猫娘は、今後、毛姐さんが時々趣味で発行している『実録奴良家 毛倡妓は見た!』を購読するようになります・・・
 ではでは、以下に、誰得な小話をつけてますので、よろしかったらご覧になってくださいませ~。
 





::::::::

【ぬらりくおの嫁番外編*鞍馬山出身天狗たちの溜息】





 闇の世界の歴史に残るだろう京都での戦いの後、偏屈な大天狗を見限ってリクオの下僕となった鞍馬山の天狗たちは、奴良本家で暮らすこととなった。
 彼らは、リクオを選んだことを後悔はしていないが、何分、土地にも組の気風にも慣れぬので、日々、何やら気苦労が多い。

 例えば、こんなことがあった。




 夏休み最後の日の夕方、奴良家の西の縁側では小さな騒ぎが起こっていた。
「リクオ様なんか、もう知りませんっ!」
「つらら、ごめん!謝るから、機嫌直してよ?」
 ぷんぷん怒っているのは、天狗たちの新たな主であるリクオの側近の、雪女のつらら。
 その彼女に平謝りしているのは、来月の誕生日で成人すれば三代目を襲名する予定の若頭、奴良リクオ。
 そして、庭の茂みに蹲っているのは、鞍馬山の天狗たち。
 天狗たちの名誉の為に申し上げるが、彼らに出歯亀趣味は無い。むしろ、彼らは、不用意に主のいらぬ秘密など知ってしまいたくない、とすら思っている。
 だがしかし、先に西の縁側で花札に興じていたのは天狗たちで、突然の強風で花札が庭に舞い散った為に、皆で手分けして探していたのだ。そこへ、つららとリクオがやってきたのである。
 彼らが茂みの後ろで屈んでいるのは花札を拾う為だったのだが、主の諍いに気づいてしまっては、空気が読める天狗たちは逆に動けぬ。羽ばたきすら出来ぬ。
 彼らの心は、今、一つだった。

 巻き込まれたくない!

 こうして、彼らは、大変不自然な体勢でフリーズしながら盗み聞きすることとなったのだった。






「楽しみにしてたのに。ちゃんと名前書いておいたのに・・・・」
「ごめん!つらら、お前のアイス食べちゃって、本当にごめん!」

 アイスかよ!?

 と、天狗たちは、全員が心の中で全力でツッコんだ。
 天狗たちには読心なんて能力は無いが、仲間の眼を見れば同じ気持ちであることは明白だった。
 見交す仲間の眼には、驚きと呆れと当惑が滴りそうにブレンドされており、きっと、己も同じような眼をしているに違いないと思うのだ。
 だって、このやりとり、あり得ない・・・・・・・
 大所帯の奴良家では、甘味の類は、組の食費で購入した『皆のおやつ』とされて誰が食べてもいい物と、個人が購入した『個人のおやつ』とがある。間違いが起こらないように、『個人のおやつ』を冷蔵庫に入れる際には名前を書くことになっており、無断で他者のおやつを食べてはいけないというルールになっている。
 天狗たちも説明を聞いたのでそのルールは知っていたが、このルールが、まさか、総大将一家にまで適用されるとは思ってもいなかった。
 京妖怪の社会は厳密な縦社会であり、上位者に逆らうことは死に等しかった。
 主である羽衣狐を頂点に、その下に幹部(鬼童丸や鞍馬山の大天狗など)、そして幹部直轄の部下(鬼童丸の部下や鞍馬山の天狗など)、その他、という構成になっており、下位者の所持品を上位者が奪おうとも、それは『献上』したのだと解釈されるジャイアン理論がまかり通っていたのだ。
 だから、来月跡目を襲名してこの奴良組の頂点に立つ男が、魑魅魍魎の主となる男が、己の下僕であるはずの雪女にここまで低姿勢に出ていることが信じられない。
 京妖怪の社会では、上位者が「悪かったな。許せ」と言ってくれることがあれば、その上位者は珍しい程寛容であると評価されていたというのに。
「リクオ様はいつもそうです。お小さい頃から、ご自分の分がちゃんと用意されていても、『つららのかき氷はどんな味?』とか言って、私のスプーンをぱくっと咥えてしまわれますし、一昨日の夜も、私が飲んでたカクテルを勝手に飲み干してしまいましたし!どうして、他の方には言えるのに、私に対しては、『一口ちょうだい』が言えないんですかっ!?つららは、そんな風にリクオ様をお育てした覚えはありませんよっ!?」
「お前に育てられた覚えは・・・あります。ごめんなさい」
 主を叱り始めた雪女が、いつ、その無礼を咎められて斬り伏せられるのかと、茂みの影ではらはらしていた天狗たちは、彼らの会話を聞いて、雪女が主の守役だったという話を思い出した。
 なるほど、守役が教育係も兼ねていたのならば、幼い主に諫言するのもまた役目の内で、もう来月元服だとはいえその感覚が残っているのだろうと、彼らは納得しようとする(それでもこの物言いはどうかと思うが)。
「リクオ様のイジワルッ!悪戯っ子!どうして、いっつも、私ばっかり苛めて・・・・」
「そりゃあな、お前が可愛いからだ」
 声が、急に、低く甘く妖しくなった。そして、「きゃっ」という小さな悲鳴。
 茂みの影からではよく見えないのだが、どうやら、夜の姿に変じた主が雪女の手首を捕まえて引き寄せたようだ。
「リっ、リクオ様っ!?」
「悪戯っ子なぬらりひょんの孫は、守役の雪女があんまり可愛いから、ついついちょっかい出したくなるんだよ。構って欲しくてな。それにお前、怒った顔も可愛いからな」

 何ソレ!?

 無断で他者のアイスを食べた件について謝罪していたはずの主が、何故かいきなり口説き始めたという不可解な現象について、口説かれた当の雪女よりも、茂みの影の天狗たちの方がツッコミたい気持ちが大きかった。
 奴良家にまだ慣れていない彼らは、総大将一族が、時折、さして意味なく色気を振りまきながら思わせぶりな台詞を決め顔で言うという、周囲の者にとっては大変迷惑な悪癖があるとは知らなかったのだ。
 だから、奴良家の古参妖怪ならば、『あーはいはい。今日もスーパーイケメンタイムは絶好調ですね』とでも言って流しただろう展開に、納得できずに眉を顰める。
「なっ、・・・・そ、そんなことおっしゃっても、今日ばっかりは誤魔化されませんからね!」
 雪女は、もちろん、主一族の悪癖をよく知っていたが、男を惑わす女怪のくせに初心なのでかわすことなどは出来ずに、声が上ずっている。
「つらら姐さんはつれねぇなぁ。なんだ、お前はオレに構われんのがそんなに嫌なのか?」
「そ、そんなことは・・・・」
 
 リクオ様は問題をすり替えている。
 
 と、屈んだ姿勢で固まっている為に腰が痛くなってきた天狗たちは思った。
「オレの守役は、悪ぃことしたらお詫びしなさい、と教えてくれたような気がすんな。じゃあ、詫びに、お前がおふくろさんから譲り受けたっていう雪輪の帯に誂えて、簪でも作らせようか。帯留もいいな。帯揚げなんぞも染めさせようか」
「ふぇっ!?リクオ様っ!?」

 何故そうなる!?
 ていうか、話が変だって!主と下僕の会話じゃないって!
 ツッコめよ、雪女!

 茂みの影で、天狗たちはもどかしさでいっぱいになっていた。
 純情な雪女が悪戯な主に翻弄されているのが、茂みの影にいても目に見えるようで、なんというか・・・・・悔しいというか痒いというか、身悶えしたいような気持ちがするのに動けぬのだ(そして、そろそろ腰が痛いのだ)。
「なになに。まだ足りねぇ?だったら、その帯に合うように紅梅の振袖でも誂えようじゃねえか。題して、雪の下紅梅、なんてな」
「ひぇぇっ!?リ、リクオ様っ、何おっしゃって・・・・」

 口説いてんのか!?これ、口説きか!?
 アイスを食っちまって叱られてるピンチから、口説きに移行しただと!?

 鞍馬山の天狗たちは、新たに主と仰いだリクオに敬愛の念を抱いている。そうでなければ、弐條城の戦いで身体を張ったりはしなかったし、この家にだって来なかった。
 だがしかし、今、彼らの胸には、敬愛とは真逆の気持ちがこみ上げてきつつある。
「おい。早く許さねぇとまだまだ行くぞ。そうだな、後は草履と・・・・」
「ひぃぃっ!わかりましたから!許しますから!もう止めてくださいっ!」

 変だろ、この会話!
 全体的に、どこもかしこもおかしいぞっ!?

 叱られた後で許しを請う方法に、プレゼント攻撃しつつ口説く、なんて手が使えるのは、世が広しといえども、ぬらりひょんの一族ぐらいであろう。
 このノリに慣れていない天狗たちの胸には、何とも言い難いもやもやが湧き上がる。
「じゃ、明日、学校と部活が終わったら、お前、化猫横丁につき合え。一式誂えるから。でな、そん時にアイスを食おう。今度は、一緒にな」
「リクオ様・・・・・・いえ、あの、でも、アイス以外は結構ですから。そんな高価な物もらえません」

 あ、雪女はちゃんとまともだ。

 主からのプレゼント攻撃を押し留めようとした雪女に対して、天狗たちの好感度がちょっと上がった。
「うるせぇな。抵抗すると、草履も誂えんぞ。他にも、色無地だの小紋だの誂えんぞ」

 ダメだ。主はもうダメだ・・・・

 好感度は下がらなかったが、天狗たちの中の主への信頼度がちょっと下がった。
「ふえぇっ!?わっ、わかりました!抵抗しませんからもうお止めくださいっ!」
「他でもないお前がそこまで言うなら、止めてやらんこともないぜ。そうだな、部屋で酌してくれんなら、止めてやる」
「お酌しますっ!しますから~!」

 なんでだーーっ(全方位的に!原因も!過程も!結果も!)!!?






 こうして、主と雪女は去っていった。
 彼らの声が聞こえなくなってから、天狗たちは、茂みの影からのろのろと身を起こす。
 変な体勢で固まっていた為に痛む腰を摩る彼らは、一様に俯いていた。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
 やがて、誰からともなく、長い、長いため息を吐いた。



 本日の異文化交流の結果-失敗☆

 天狗たちが、奴良家のノリに慣れる日は、まだまだ遠い・・・・・

【おしまい】 
 
  
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