コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コンテントヘッダー

大塚美術館

 大塚美術館に行ってきました。


 ・・・・・・・ここを貸切でコスイベントとかやったらいいのになあ、と思ってしまったわたしは、三つ子の魂百までデス。
 日帰りバス旅行で、大塚美術館に行ってきました。
 梅田の新阪急ホテル前が集合場所で、ここからバスに乗り込み、鳴門を目指します。
 この日の服装は、フリルの黒ブラウスに赤いスカートに黒の柄ストッキングと、黒ストールと赤バラコサージュと、赤いヒール靴。もう一歩でフラメンコでも踊りそうな感じです。ハイキングとかではなく美術館なのだから、スカートでヒールでも大丈夫だと思ったのです。
 ・・・・・うん、思っていたのです。



 素晴らしい秋晴れで、車窓からの風景は抜群。 
 やっぱり、海は昼間に渡るべきですね。橋の上を走り抜けると、青く煌めく海面が美しい。
 1週間ほど前に夜のサービスエリアを利用しましたが、昼と夜では印象が違いますね(いやまあ、場所も違うけど)。
 明るい(当たり前)。屋台が開いてる(だから当たり前)。景色がよく見える(だから当たり前だってば)。
 星が見える夜のサービスエリアが大好きですが、昼は昼で楽しいです。せっかくだからと、貝の串焼きも食べてみたし。



  お昼御飯は、鳴門のホテル。
 海の近くで、周りには田圃しかない中に、大きくて背の高いホテルがそびえています。チャペルも併設していて、チャペル手前には噴水付きのガーデンがあり、この日には結婚式が行われていたようです。ホテルの入り口で新郎新婦を見て、この日は秋晴れで爽快な気候だったので、結婚式に相応しい日だと思いました。
 
 食事は、バイキング。でも、定番とは少し違っていて、こう、地産物メインで特色を出した物でした。そして、肉がない(鳥のそぼろがちょっと使われていただけで)。
 正直な話、豪華というわけではないのですが、地元の特色を出しているので、十分面白いです。旅のご飯ですし。
 バス旅行の食事には全然期待していなかったので、予想外にいいメニューでした。
 鳴門なので、ワカメとさつまいもがたくさん使われていて、さつまいもは天ぷら・大学芋・オレンジ煮等、わかめは、生ワカメ数種・天ぷら・しゃぶしゃぶ、といろんな食感を楽しみました。さぬきうどんや鯛しゃぶもあったし、鯛のあらでだしを取ったみそ汁もあって、うん、満足でした。
 が、・・・・・・・・・・・・・・・締めとしてデザートを食べている最中に、ホテルの方が告知してくれたのです。「サツマイモとクリの炊き込みご飯が出来上がりました!」、と。
 もうちょっと前に言って欲しかった。こっちはもう締めだってば!、と思いつつ、かなり食べるし食べるチャンスを逃すことが出来ない上に旅は一期一会だと思っているわたしは、つい、炊き込みごはんを食べてしまいました。うん、食べたよ。お腹が苦しくなりましたよ(笑)。でも、気持ちは満足したからいいよ。



 ホテルから少しだけ移動すると、すぐに大塚美術館です。ここは、世界の名画の陶版画をたくさん展示している美術館です。
 この美術館は、・・・・・・・・おもしろかった。
 まず、構造が面白い。5階建てと言うと客が引くからか、この建物は、入口がB3で、2Fまである、という構造になっております。で、客はB3から上にあがっていくのですが、B3が古代の絵画を展示していて、上にあがるにつれて時代が下っていきます。


 そして、絵画だけでなく、壁画ごと聖堂の内部を再現したりもしているのですが、この聖堂が(おそらく)実物大なのでしょう、吹き抜けになっていて、上の方から見るのと下から見上げるのとでは、また印象が違うのが面白かったです。

 モネの睡蓮を展示するのに、実際に睡蓮が咲く池を作ってその池の壁画として展示しているのは、すごくよかったです。あと、墓所のレプリカもライトの当て方が上手で雰囲気が出ていました。

 古代の間では、壺の展示の仕方が面白かったです。いや、あのね、壺をそのまま再現して作っているのではなく、紙で立体を作った場合にどこかに鋏を入れるとその立体を分解できるように、壺を切り開いて平面にして展示しているのです。
 神話のシーンを描いた壺なので、そうやって見ると絵がよくわかりますが、・・・・・大胆な発想です。普通、壺を切り開こうとはあまり思わない(笑)。
 
 この美術館の展示の仕方は合理的で面白く、1つのテーマで1部屋、という形になっているので、ヴィーナスで1部屋、受胎告知で1部屋、と違う画家が同じテーマを描いている様をよくよく見比べることができました。
 で、受胎告知が特に面白かった。
 美術の教科書などで見覚えのある静止した感のある静謐な受胎告知画と似たテイストだけかと思っていたら、とんでもない。どう見てもマリアが嫌がっている+天使が押し売りのようにゴリ押ししている、という表情豊かな図や、いきなり天使(しかも生々しい)が押し寄せてきてマリアめっちゃ驚くの図、としか言いようがないような絵まであって、興味深かったです。そうだよね、いきなりそんなこと言われたら驚くよね(そして普通は嫌だ)、と妙に共感してしまいました。
 母子像も、神々しいもの、もっと生身っぽい温かみのあるもの、と様々でしたが、一番驚いたのは、天使が真っ青や真っ赤に塗られていて、マリア自身も球体間接人形のような生気のない質感の母子像です。母性の温かみや柔らかさが全然感じられず、・・・・うーん、SFで、機械VS人間の構図になっている作品だと、機械側の親玉としてマザーコンピューターなる物が存在したりしますが、この絵はそういうイメージ。『生』なき「ハハオヤ」。
 古い絵なのに、新しい発想だなあ。 


 この美術館に行って実感したのは、絵は大きいのだということ。
 いや、別に、そんなに大きくない絵も多々ありましたが、聖堂内の壁画とか、大広間に飾ることを前提とした絵などは、大きいです。とても。 
 絵自体は本などで見慣れている物も多かったですが、その絵が実際にはこんなに大きいとは知らなかったので、ちょっとビックリしました。マジでっかいよ。
 でっかいので、細部までよくわかります。本などで見慣れていたつもりの絵でも、本で見た時にはごちゃごちゃと描き込んであるな、としかわからなかった場所がよく見えるので、新鮮だったりもしました。


 レンブラントの絵、画集などで見ていた時にはそこまで感じなかったのですが、実際に実物大で明る過ぎない部屋に飾ってある姿を見ると、陰影の強さに目を惹かれます。本当に、暗い中でスポットライトを当てているような。鮮やかでした。
 
 
 キリスト教の地獄の絵を本で見ても、鮮やかな色で異形の怪物が描かれているなあ、昔の人は素朴だからこれを見て怖いと思ったのかなあ、としか思わなかったのですが、実物大で見ると、迫力がありますね。大きいということは、それだけで。
 でもまあ、おどろおどろしいというよりはどこかユーモラスな気がしますが。やっぱり。
 

 バッカスをテーマにした絵もいくつか見ましたが、このサイズで見ると、描かれている人間の目がちゃんと酔っ払っていることが、よくわかりました(笑)。そうそう、酔っぱらいはこういう顔をしている。


後でデータを移して携帯の待ち受けにでもしようと思って、何枚か絵の写真を撮ったのですが・・・・・フラッシュが空気を読める子だったらしく、なんというか、描かれた人物の掌の先で白く丸い光点があると、ジャンプで育ってきたわたしとしては、かめはめ波が出そうに見えてしまうわけで(笑)。
 そんな、ピンポイントに狙い澄ましたような写真が、何枚も撮れました。うちのカメラのフラッシュ、空気読み過ぎ(笑)。




 わたしたちがごく個人的にとても楽しんだのが、ルイ14世の肖像画です。いや、わたしのせいなのですが。
 ルイ14世の肖像画、と言われてもピンと来る方は少ないでしょうけれど、実際に目にすれば見覚えがあるだろうと思います。フランスの王宮が贅を尽くしていた頃の絵で、くるくる巻き毛のおじさんが、豪奢なマントを羽織って、タイツにヒール靴で、腰を捻って片足を前に出したポーズをとっているのですが、この図が、正直申しましてですね、こう、

「余の美脚を見よ!、て感じだね」、

と思ったことを言ってしまったのですよ。
 だって、本当にそう思ったから!美術鑑賞は自分の感性に正直であるべきなはずだし(言い訳)。
 友達に受けました(笑)。で、その絵の隣でポーズを再現して写真を撮ってみました(そういう阿呆な写真が旅の楽しみの一つ)。
 その結果、このポーズが美脚ポーズであること、でもかなり苦しいこと(美の道は険しい)、がよくわかりました。
 いやあ、さすがルイ14世、この時代から既に美脚ポーズを極めているとは(笑)。


 ゴヤの裸のマハと着衣のマハが並べて展示してあったのは、よかったと思う。
 この美術館は、己の特性をよく理解して、面白い見せ方をしようという意欲があるのがいいです。ちょっとテーマパーク的というか。


 わたしたちは結構ペース早めで(いや、ルイ14世の絵の前では、それなりに時間を取ったけど)進んでいたのですが、それでも、バス旅行のスケジュールの中では、5階全てを制覇することは到底叶わず、B1~B3を一通り見てまわってミュージアムショップを覗いていたら、タイムアップでした。
 広い。
 とにかく広い。
 1枚1枚が大きい絵がたくさん飾ってあるから、かなり詰めて飾ってある印象があるのに、それでも、展示スペースが広い広い。
 なので、美術館を出る頃には、わたしたちの足はかなり疲れていました。うーん、ウェッジソールで安定感があるとはいえ、ヒールじゃない方がよかったかも。
 だけど、バス旅行には、お昼を食べたホテルでの入浴もセットで入っていて、この旅程を知った時には、別にこの入浴はいらないよなあ、と思っていましたが、美術館で酷使した足がかなーり癒されました。
 


 以上、全部、予想より良かった、という楽しいバス旅行のレポートでしたv
 
スポンサーサイト
コンテントヘッダー

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

greatberryking

Author:greatberryking
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。