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【完売】 オレらのつらら姐さんがこんなにかわいいわけがある!

●オレらのつらら姐さんがこんなにかわいいわけがある! A5 p24 200円 コピー本

 リクつら←猩影話。
 あらすじと本文見本は、以下に入れておきます。
 
【あらすじ】

 秋の夜長に、リクオの部屋で対峙する2人の男、リクオと猩影。
 罪な程可愛い雪女つららを巡り、彼らの仁義無きバトルが今、始まる!?

 ………嘘です。
 これは、つらら姐さんに萌えてファン倶楽部を作りたい猩影君が、つららに関して心狭く独占欲強いリクオから許可を得ようと、がんばる話です。




【本文見本】

 りーんりーん。りぃりぃりぃ。ころころころ。
 秋の訪れを告げる虫の音が、奴良家の庭に響き渡る。
 今年の夏は、人間より身体が丈夫な妖怪だとて熱中症になりそうな程暑く、そして長かった。本日も、昼間はまだ半袖でないと辛かったのだが、虫たちが夜毎先触れを歌っているのだから、もう数日で、本格的な秋が到来してくれるのだろう。
 奴良家に住まう妖怪たちは、気温の変化より先に夜が長くなったものだから、秋の夜長に暑気払い、などと嘯いて、せっせと盃を干している。
 いつの世に在っても生を謳歌し浮かれ騒ぐ、それが奴良家の家風なので、乱痴気騒ぎはいつものこと。
 だが、今宵は、そんな奴良屋敷に、重苦しい雰囲気の部屋があった。



 「……猩影君、どういうことかな?」
 問うたのは、人の世ではいまだ中学生ながらも、妖の世では魑魅魍魎の主である、このボク、奴良組三代目総大将奴良リクオ。
 今夜は調べ事をする予定があるから人の姿のままなんだけど、どうにも、畏れが滲み出てしまってるなぁ。
 ボクらぬらりひょんが司るのは、夢幻。ボクらは、己の百鬼を従わせる術として、恐怖ではなく、魅了を選んだ。
 百鬼に恐れ怯えられるより、この力で憂いを祓って魅せてやって、共に笑い合いたいと思ったから。
 けど、今、ボクは、己の百鬼の一員である猩影君に対して、魅了ではなく威圧の畏れを放ってしまっている。
 幹部である猩影君は、この程度の畏れで昏倒したりはしないだろうけど、元々色白の顔が更に青ざめているので、息苦しさとかは感じているんだろうな。
 でも、可哀想だとか悪いなとか、ボクは、ちっとも思わない。
 猩影君だって、これぐらいは覚悟の上に違いないんだ。
 しばらく青い顔で浅い呼吸を繰り返していた猩影君だが、その内、顔を上げて、まっすぐにボクを見つめてきた。

「つらら姐さんのファン倶楽部を新しく設立するに当たり、三代目の認可を得て『奴良組公式』を名乗らせていただきたく思い、企画書を持って参りました! 三代目、どうか、ご一考を!」

 猩影君は、額で畳を叩き割る気か、と尋ねたくなるほど勢いよく土下座する。
 けれど、ボクの視線はどんどん冷えていく。差し出された書類を手に取る気にもなれない。

 だって、ねぇ?


≪続きは、本でどうぞ≫
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